プラモデルを作る会をはじめてみた
こんにちは、Tei1988です。 この記事は Speee Advent Calendar 2018の14日目の記事です。 昨日は id:kawakubox による Shifter を導入した話 でした。
僕は普段はエンジニアとして、RubyやJavaを書いたり、Kubernetesでインフラ環境を整えたりしています。
先日、社内の有志で集まってプラモデルを作るBe Modeler Hours #1を開催したので、その様子を紹介します。
Be Modeler Hoursとは?
社内コミュニケーションを活性化する取り組みで、各自作りたいプラモデルを持参し、同じ空間で一緒に作ろうという企画です。
僕の所属している部署では、意図的に雑談をする機会を多く持つようにしています。 これは、部署内でお互いの人となりを知ることで、心理的安全性を確保したいという狙いがあります。
Googleのチームの生産性に関する調査や書籍で有名になった心理的安全性ですが、生産性の高いチームの要素のうちの一つとして挙げられています。
例えば、チームの会議などで、「言いたいことがあるんだけど怒られるかも」「これを言ったら変に思われてしまわないかな」なんて考えてしまうことはないですか? そのような考えが頭をよぎってしまって、発言することに抵抗を感じさせるような雰囲気のチームでは、心理的安全性は低いと考えられます。 これでは、何かいいアイデアやその種を思いついても、なかなか言い出せないかもしれません。
このBe Modeler Hoursでは、プラモデル作りという共通の趣味を通じて部署や職種の垣根を超えて楽しいコミュニケーションを増やすことを狙っています。 それがいつの日か一緒に仕事をしたときに心理的安全性の確保に繋がっていて、生産性アップに貢献していた!とかになればいいなぁと思っています。
様子
1回目の今回は、2部署4職種の総勢10名が参加。会社の会議室を使わせてもらいました。 わからないところは教え合うなどして、プラモデル作製に取り組みました。
当初、2時間を予定していたのですが、もっと作り続けたいという声もあり1時間延長しました。
終わってみて
こんな感じで、完成したり途中だったりと様々ですが、「集中して一気に作り上げられた!」「進捗が目に見えてわかって嬉しい!」といった声が聞かれ、みんな楽しそうにしていました。
せっかくなので、アンケートをとってみました。
参加者10名のうちアンケートへの回答人数は7名でした。
アンケート結果からいくつか抜粋して紹介します。
楽しかったですか?
- はい
- 100%
- いいえ
- 0%
今回の感想とか聞きたいです!
- めっちゃ楽しかった!!!
- 職場の同僚と全力で仕事関係無しなことができて良かったのと、ものすごい久々のガンプラ作りで目に見える進捗が楽しかった。
- 普段動かさない手先を使うことで気分転換とものづくりに没頭することでストレス発散できた
- プラモデルは癒し
- 作ってるのを見てるが楽しかった。皆様の、普段仕事では見られない少年っぽさを垣間見えてよかった。
次も参加したいですか?
- はい
- 85.7%
- いいえ
- 0%
- わからない
- 14.3%
上記の結果から、個人の満足度はかなり高かった様に思います。
また、NPS形式での設問も2つ作って見ました。
NPSは、0から10で点数をつけ、その点数をPromoterとPassiveとDetractorの3つの分類に分けて、Promoterの割合からDetractorの割合を引くことで、スコアを計算します。
同僚に参加をどの程度お薦めしたいと思いますか?(自分に似た価値観の同僚を想定してください。)
- 9, 10 (Promoter)
- 1名 (14.3%)
- 7, 8 (Passive)
- 5名 (71.4%)
- 0-6 (Detractor)
- 1名 (14.3%)
この設問では、0を薦めたくない、10を是非薦めたいとして点数をつけてもらいました。
この設問の点数を計算した結果のスコアは0でした。
Passiveの割合が多いので、ここをいかにPromoterの方に寄せていくかの施策を考えていくことになるのかもしれません。
ちなみに、スコアをつけた理由を聞いてみると、以下でした。
- ガンプラはとにかく楽しい
- 趣味がない人とか、最近長く集中していない人にはいいことだと思うので
- マインドフルネス状態っぽい体験ができてとても良いです。
- 女子がプラモ作ることが少ないので。
もう一つはチームビルディング施策としてはどんな感じか聞いて見ました。
チームビルディング施策として自チームで導入してみたいと思いますか?(社内で新規に立ち上がったチームを想定してください)
- 9, 10 (Promoter)
- 1名 (14.2%)
- 7, 8 (Passive)
- 3名 (42.9%)
- 0-6 (Detractor)
- 3名 (42.9%)
この設問では、0を導入したくない、10を是非導入したいとして点数をつけてもらいました。
この設問の点数を計算した結果のスコアは-28.7でした。
チームビルディングに有益かどうかを、社内で新規に立ち上がったチームを想定して答えていただいたんですが、その想定との相性が悪かったのかもしれません。
こちらもちなみに、スコアをつけた理由を聞いてみると、以下でした。
新規に立ち上がったチームを想定すると、まずはプロジェクトを進めるための一体感が必要で、そのためのチームビルディングの方法ならもっと他に良い一体感を感じさせるようなワークがあるでしょ!!という感じかな、と思います。
想定場面の修正が必要そうです。
まとめ
目的であるコミュニケーション量の増加という点ではBe Modeler Hoursの開催前にどのプラモデルを作るか相談したり、話のネタになったりもしていて、参加者同士のコミュニケーションが増えていたように感じました。 また、開催後に社内で利用している情報共有ツールに記事を投稿したら、読んでくれた方から次はいつやるのかといった声をかけてもらったりするなど、参加者以外とのコミュニケーションも増えました。
この記事をまとめている間に参加者が4部署6職種にパワーアップしてBe Modeler Hours #2、#3、#4が開かれました。 なんと#3については#2の参加者だった方が率先して主催してくれました。 さらにその次の開催を希望する声もちらほら聞かれているのでこれからも続けていこうと思います。